矢部美穂さんが子宮筋腫で10月25日に手術をすることが分かりました。
自覚症状はなく、検査で子宮筋筋腫が発見されました。
子宮筋腫は成人女性のうち、2~3割が子宮筋腫があると言われています。
病気自体けっして珍しい病気ではありません。
しかし、悪化すると不妊の心配もあります。
原因や予防について、そして手術は妊娠できるのか?など調べてみました。
子宮筋腫とは
子宮筋腫とは子宮にできる腫瘍のことです。
腫瘍といっても良性のものであり、できたからといって命に危険が及ぶわけではありません。
しかし、治療をせずに放置しておくと徐々に大きくなって、
他の臓器を圧迫、月経困難症、不妊、流産に繋がるおそれがあります。
子宮筋腫の症状
代表的な症状は、月経量が多くなることと月経痛です。
・激しい腹痛
・腰痛
・尿が近い
・吐き気
・動悸
子宮筋腫があると、子宮内膜が引き伸びて面積がふえるので、月経の量がふえます。
経血には、レバー状の塊がでることもあります。
これは、血を固まらせないための酸素が含まれている経血が、量が多くなることによって酸素の量がたりなくなってしまうからです。
塊を押し出そうとして、いつもより子宮が収縮するちからが強くなるため月経痛もひどくなります。
子宮筋腫の原因!なぜ子宮筋腫になるの?
子宮筋腫ができるそもそもの原因は、明確にわかっていません。
子宮筋腫になりやすい人は、月経がはじまる12才~閉経がおとずれる50才前後の女性です。
もっとも発症頻度が高いのは、30才~40才の女性と言えます。
子宮筋腫が発症する原因とされている女性ホルモン(エストロゲン)といわれる物質が活発に分泌される世代と かさなっているようです。
子宮筋腫の予防法はあるの?
残念ながら子宮筋腫の予防法は現時点では解明されていません。
少しでも異変に気付いたら、早い状態で子宮筋腫を進行させないということでしたら、いくつかの予防法があります。
矢部美穂さんも自覚症状がないと事務所側よりの発表があったように、気づいた時には大きくなっていたという場合があります。
日ごろから自分の月経の状態を、しっかり把握しておくことが子宮筋腫を予防することのひとつとも言えます。
症状のところで お伝えしましたが、子宮筋腫ができると月経時にレバー状の塊でることがあります。
少量の塊だと思ってほっておくと、塊が増えて出てきます。
これは、筋腫が少しずつ大きく成長しているということを示しています。
基礎体温を測って記録表をつけることを習慣にするのもおすすめです。
月経の変化があったときに分かりやすく、早期治療につながります。
手術後の妊娠について
子宮筋腫の手術をしても、子宮が残っているのであれば充分に妊娠は可能です。
手術後は、平均して1~3ケ月以内に排卵があると思われます。
一般的には、手術後から半年の期間はあけましょう。
2回 月経(排卵)があれば妊娠しても問題はありません。
期間をあける理由としては、子宮破裂を避けるためです。
実際には子宮破裂を起こす可能性は非常に少ないですが、もし子宮破裂した場合、胎児の生存はもちろん母体にも命をも危険にさらしてしまうことになります。
慎重に計画をたてましょう。