「3年B組金八先生」でおなじみの脚本家・小山内美江子さんは、横浜にある豪邸を売却したそうです。
その理由はカンボジアに学校を建てるためだとか。
小山内美江子さんは現在、どのような活動をされているのでしょうか。
脚本家 小山内美江子さんとは
本名:笹平 美江子
誕生日:1930年1月8日(86歳)
出身地:神奈川県横浜市鶴見区
代表作:テレビドラマ
『マー姉ちゃん』
『3年B組金八先生』シリーズ
『父母の誤算』
『親と子の誤算』
『徳川家康』
『翔ぶが如く』 など引用元:wikipedia
1951年(昭和26年)に、映画のスクリプター(記録係)となったそうです。
その後 小山内美江子さんは、映画監督を目指していました。
現代ではキャリアウーマンが、男性よりもバリバリ仕事をこなす時代ですが、その当時は女性が社会の場で活躍することは煙たがられていました。
そういったこともあって、「女性には監督は無理だ!」と言われ、撮影現場で監督の近くにいられる脚本家になったそうです。
小山内美江子さんがカンボジアに学校を建てる理由

カンボジアに学校を建てようと思ったのは、61歳の時です。
友人らとヨルダン難民キャンプにて、食料の配給などのボランティアを体験します。
そして91年にカンボジア・タイ国境の難民キャンプを視察して、翌年には、国連によるカンボジア難民帰還事業の手伝いとして、子どもと遊んだり、炊事を担当しました。
小山内美江子さんは「この活動中、カンボジアの子どもたちがカバンを背負って学校へ登校する風景がないと気付いたんです」と、学校を整備する必要性を感じたそうです。
カンボジアでは当時、ポル・ポト政権が崩壊し、内戦が繰り広げられていました。
平和な日本の子どもたちに、戦争の悲惨さを知ってほしいとの思いがセリフとなって『3年B組金八先生』の武田鉄矢さん演じる金八先生が、「君たちは受験戦争と言うけれど、どこから弾丸が飛んでくる? 今この瞬間、命を落としている少年がいるということを知ってほしい」と生徒に語りかけたシーンが印象的でした。
小山内美江子さんは、「私も空襲で自分の家が焼かれ、逃げ回ったから、カンボジアのことを静観できなかったのね」と ご自身の経験からの思いを語ってます。
カンボジアで内戦によって、苦しんでいる人々のことを思うと、脚本料がもらえることに後ろめたさがあったそうです。
この強い思いから、「仕事が片付いたらカンボジアに行こう!」と決めたそうです。
小山内美江子さんは、とても真の強い方ですね。
小山内美江子さんの活動

引用元:http://www.jhp.or.jp/shoukai/aisatsu.html
現在、小山内美江子さんは、認定NPO法人「JHP・学校をつくる会」(事務所・東京、プノンペン)の代表理事として就任。
日本とカンボジアの往復をして忙しい日々を送ってらっしゃるそうです。
カンボジアでの建設校は建設中のものを含め327棟を超えているそうです。
小学校以外に中学、高校、教員養成学校にも校舎を建設し、児童養護施設の運営も行っています。
詳しい活動内は、認定NPO法人「JHP・学校をつくる会」にて掲載されています。 >>http://www.jhp.or.jp/